こんにちは、バイトKです!
年末ですね、もう12月です。早いものです。
この時期、働く方々が会社に依頼されるもの。
年末調整です。
これ、1年に1回あるんですよね。
1年に1回だと書き方忘れちゃったりとか、
書き間違えや書き洩らしがあって頭を悩ませたりとか、
ちょっと面倒くさい書類ですね。
この書類を書く際に確認すること、いくつかあると思いますが、
今回のテーマは、
『扶養内とは?税金の壁の違いとは?』
です。
扶養ってそもそも何?となりますが、
意味合いとしては、
「 自分一人の力で生活することが難しいため、家族や親族から経済的な援助を受けることです。 日本の所得税や社会保険(健康保険と厚生年金保険)においては扶養の考えがあり、被扶養者(扶養される人)の有無や人数に応じて、課税所得の軽減や、家族分の保険料が免除される仕組みになっています 。」
となります。
学業が中心の学生さんや、子育てや家事が中心の主婦(主夫)の方が、
家庭の主たる収入を得る家族や親族に、
払うことが難しい税金や保険を代わりに払ってもらう立場を
扶養されると言います。
年末調整を行う際に、この扶養する側は扶養される側の1年間の収入を
確認する必要があります。
そしてこの扶養される側も、収入にある程度の制限が設けられます。
それが「年収の壁」です。
まずどのような壁があるのか。大きく分けて6つです。
◆◆◆
1.100万円の壁
年収100万円を超えると、自身で住民税を納める必要があります。
2.103万円の壁
年収103万円を超えると、自身で所得税を納める必要があります。
3.106万円の壁
年収106万円を超えると、自身で社会保険料を納める必要があります。
4.130万円の壁
年収130万円を超えると、 自身で社会保険料を納める必要があります。
5.150万円の壁
年収150万円を超えると、配偶者は配偶者控除を受けられなくなります。
6.201万円の壁
年収201万円を超えると、配偶者は配偶者特別控除を受けられなくなります。
◆◆◆
実際に控除を受けることが出来るかどうかは、
『源泉徴収票』に記載される支払金額で確認出来ます。
支払金額とは、源泉所得税や社会保険料などを差し引いた、
手取りではなく総支給額(年収)のことです。
えー…はっきり申し上げると、ここではそんなに難しいことを
語るつもりもなく…そもそも専門家でもないので出来ないです(;´・ω・)
上記の6つの中で、少し補足はございます。
まず、3.106万円の壁 と4.130万円の壁
どちらも社会保険料を納める必要が出てくる金額ではありますが、
大きな違いは、『確定』か『不確定』にあります。
社会保険料を支払するに適用するか否かの判断は月額8.8万円で行います。
年収106万円は制度を分かりやすく説明するための目安に過ぎません。
また、8.8万円にはボーナスや皆勤手当、通勤手当等算入しないものも
あるので、年収が106万円を超えていても社会保険が適用されないことも
あります。
106万円は『不確定』、130万円は『確定』の範囲になります。
ただ、微妙なところではありますね。
要相談の部分が大きいかと思います。
また、 5.150万円の壁 と6.201万円の壁 も特殊ではあります。
まず、配偶者控除とは何かです。
配偶者控除の対象となる為の条件があり、
分かりやすい部分としては「年間の合計所得金額が48万円以下であること」
この48万円はあくまで“所得”であり、収入ではありません。
(所得=収入-給与所得控除)が実際の計算式です。
今の扶養控除用紙はこの計算をする箇所が設けられています。
だいぶ分かりやすい書式になったのでは?とは思いますね。
扶養控除には2つの制度があり、
1つめは支払う税金の減額
こちらは扶養する側が受けられるものです。
2つめは保険の加入によりかかる支払いの免除
こちらは扶養される側が受けられるものです。
次に配偶者特別控除です。
こちらにも条件があり、その条件にすべて当てはまる人が対象となります。
普通の配偶者控除と一番何が違うのかと言いますと、
年間の合計所得金額が48万円超133万円以下であることです。
48万円を超過すると、こちらが適用となります。
ここまで難しく言ってきた感じですが、
配偶者控除は
年収103万円以内であり、所得税・社会保険料がかからない。
収入がそのまま家計に入れることができ、納税者の税金も減免される。
配偶者特別控除は
年収103万円~150万円であり、103万円を超えても段階的に控除を受ける
ことができ、納税者の税金も減免される。
つまりこういうことです。
他にも色々説明するべきかもしれませんが、
今回は割愛いたします。
扶養になっていてアルバイトやパートをしている方にとっては
この壁は常に見えている部分になると思います。
自分たちの生活にあった働き方をその家庭で話し合い、
よりよくしていきたいところですね!
以上、バイトKでした!